夜職女子大生の学び

これは、2021年秋頃の日記である。

 

 

大学1年生から社会勉強として夜職を始めた。

最初はメンエス、慣れてきたらヘルスに移行した。

お金に困ってないので出勤はそこまでしていないが多くのことを学べた。

 

仕事内容に対しては、私は向いていたのか、そこまで難しいことは無かった。基本的にはお客様にリピートを頂け、良い接客だとお店の方には評価をしてもらった。

 

夜職に関わって学んだこと

①夜職ができる=食いっぱぐれない

夜職が凄く楽しかったか、と言われるとそんなことはない。客は常にルール以上の接客を求めようとしてくる。どんなに一生懸命接客してもこれは変わらない。むしろ良い接客をすればするほど客は調子に乗る。

つまりやってらんねーのである。給料が低ければ。

ただ辛くて涙が出ちゃうなんてことは無かった。強いて言えば性病が怖かったくらいだ。

ただ性病の不安をしっかりクリアすれば、私はたくさん稼げるなら我慢できる範囲だ。

 

「私は身体を売ることができる側の人間である。」

 

実はこれが1番の学びだ。

これが分かったことで、心に余裕が生まれた。

ライフラインが1つ増えた感覚だ。

 

②世の中には色んな人がいる

本当にこれはそう。世の中にはかなり金持ちのおっさんもいれば、清掃員として生きてるおっさんもいる。

過去の事故により性器が勃たず恋愛が難しいためお店に来る人もいれば、結婚して子供もいるのにお店に来る人もいる。

私に恋する人もいれば、本当に商品だと思ってる人もいる。

からしたら彼らが何者でも構わない。

貰える金額は同じだから。

 

別に美談でもないが、清掃員のおっさんがお店に来て、お昼食べる時間がなかったからと急いでコンビニのパンを買って、私にはカルピスを買ってきてくれた。

ちなみにプレイ中は行きすぎたドMで大変だった。

プレイ後に「給料が低いから滅多に来れないんだ。もう会えないかもしれないけどありがとう。」と言われた。

嬉しかったわけではないが、お金を貰っている以上はプロとして対応しなくてはというアルバイトでは決して生まれなかった謎の感情が芽生えた。

 

③人に流されてはいけない

世の中、弱い者は強い者に奪われる。

人間も所詮弱肉強食だった。

客からの要求を断る勇気を持たなければ、あっという間に食われてしまう。

これから先、生きるためなら弱い者を食っていかなければいけない。そこを躊躇っては食われてしまう。

とにかく強くならなくてはいけない。

 

ヘラヘラしている場合ではないのだ。

 

強い女になるしかない。